第3期拡張で1979年に完成した配水所
天田内配水所は青森市の第3期拡張事業で整備され、1974年10月22日に着工、1979年7月2日に完成した。野木和公園付近にある無人施設で、深井戸の地下水を水源に市内西部へ水道水を送る。施設能力は一日27,000立方メートルである。
深さ200〜400メートル級の深井戸群
事業年報には複数の取水井が掲載され、1号井は深さ300メートル、2号井は404.8メートル、3号井は201メートル、4号井は405メートル、5号井は351メートルなど、深い地下水層を利用している。井戸ごとにポンプ能力や揚程が異なり、複数水源を組み合わせて必要な水量を確保する。
地下水を消毒して配水へ
天田内系統は河川表流水を凝集沈殿・ろ過する浄水場とは異なり、地下を通る間に自然にろ過された深井戸水を利用する。取水した地下水を衛生上必要な消毒設備へ通し、配水池と管路を介して西部地区へ送る。
無人運転と遠隔管理
青森市の公式施設案内は天田内配水所を無人施設として説明している。現地に常時運転員を置かず、電気・計装設備と遠隔監視によって井戸ポンプや配水状態を管理する。自家用電気工作物の対象施設としても位置付けられ、安定給水には電気設備の保守が欠かせない。
油川配水所廃止後に北部系統を再編
油川配水所は老朽化と更新費用、水需要の見通しを踏まえて2019年12月に配水を停止し、2020年6月30日に廃止された。その後、北部地区の一部は天田内配水所からの配水へ切り替えられ、既存の地下水系統を活用した施設再編が進められた。
緊急遮断弁などを継続整備
2025年度には天田内配水所の緊急遮断弁分解整備業務が発注されており、現役施設として設備更新と保守が続く。地震や管路事故の際に配水池の水が流出し続けることを抑える設備を維持することは、災害時の給水確保にもつながる。
配水池と給水栓の水質を確認
青森市は天田内配水所配水池を水質検査地点として公表し、年度ごとの検査結果を公開している。地下水を水源とする系統でも、一般細菌、大腸菌、無機物、有機物、消毒副生成物、PFOS・PFOAなどを計画に沿って確認し、利用者へ届く水質を継続管理している。
Deep research
青森市の現行施設案内、水道事業年報、水道史、水質検査結果、維持管理資料を照合し、1974年着工・1979年完成、深井戸群、施設能力、無人運転、油川配水所廃止後の系統再編まで整理しました。
最終確認:2026年9月4日
施設データを詳しく見る
- 着工
- 1974年10月22日
- 完成
- 1979年7月2日
- 施設能力
- 27,000立方メートル/日
- 用地面積
- 21,641.96平方メートル
- 水源
- 深井戸地下水
- 運転形態
- 無人施設
深井戸から青森市西部・北部までの水の流れ
- 1
深井戸で地下水を取水
県道や天田内川沿いに設けられた複数の深井戸から地下水をくみ上げます。
- 2
井戸ポンプで集水
各井戸の水中ポンプで原水をくみ上げ、天田内配水所へ集めます。
- 3
消毒して水道水へ
地下水の特性を生かしつつ、衛生管理に必要な消毒を行います。
- 4
配水池で水量調整
配水所で水量を調整し、需要変動に対応します。
- 5
遠隔監視で無人運転
電気・計装設備を使ってポンプや配水状態を遠隔監視します。
- 6
西部・北部へ配水
主に西部地区へ送り、油川配水所廃止後は北部地区の一部も天田内系統へ統合されました。
天田内配水所の年表
第3期拡張事業を認可
青森市の給水拡大に向けた新しい地下水系施設の整備が進みました。
天田内配水所を着工
現行施設の建設に着手しました。
天田内配水所が完成
深井戸地下水を利用する西部地区の配水拠点が完成しました。
井戸群を増強
水需要に応じて複数の深井戸とポンプを組み合わせる運用を続けています。
油川配水所が配水停止
老朽化と更新費用を踏まえ、北部系統の再編が進みました。
油川配水所を廃止
北部地区の一部を天田内系統へ統合しました。
緊急遮断弁を整備
災害対応設備の分解整備を実施しました。
水質管理と設備保守を継続
現役の無人配水所として運用されています。
見学・アクセス情報
天田内配水所は無人で運用される現役水道施設です。青森市の一般向け見学施設とは別であり、自由入場できません。
- 一般見学
- 常設案内なし
- 自由入場
- 不可
- 所在地
- 青森市大字新城字天田内18-259
- 運転
- 無人運転
- 見学対象
- 横内・堤川等とは別
- 訪問前
- 青森市上下水道部へ確認
見学目的でも門・柵・管理区域を越えず、管理者が案内する公開条件と指定経路に従ってください。
地下水系統の水質管理
現行の年度別水質検査
天田内配水所配水池を検査地点として、地下水系統の水質を継続的に確認しています。
- 検査地点
- 天田内配水所配水池
- 水源
- 深井戸地下水
- 一般細菌
- 定期検査
- 大腸菌
- 定期検査
- 無機物・有機物
- 水質基準に沿って検査
- 消毒副生成物
- 定期検査
- PFOS・PFOA
- 年度計画に基づき確認
- 設備保守
- 緊急遮断弁等を継続整備
数値は採水時期によって変わるため、青森市が公表する最新の水質検査結果を確認してください。
よくある質問
天田内配水所はいつ完成しましたか?
1974年10月22日に着工し、1979年7月2日に完成しました。
水源は何ですか?
県道・天田内川沿いにある複数の深井戸からくみ上げる地下水です。
施設能力はどのくらいですか?
一日27,000立方メートルです。
井戸はどのくらい深いですか?
事業年報では200〜400メートル級の深井戸が複数確認できます。
どの地域へ水を送っていますか?
主に青森市西部へ配水し、油川配水所廃止後は北部地区の一部も天田内系統へ統合されました。
有人施設ですか?
いいえ。青森市は天田内配水所を無人施設として案内しています。
見学できますか?
常設の一般見学制度は確認できません。現役の管理施設なので自由入場はせず、必要があれば上下水道部へ確認してください。
現在も稼働していますか?
はい。緊急遮断弁の整備や水質検査が継続される現役施設です。
青森市天田内配水所を理解するための要点
本ページでは、青森市天田内配水所を青森県・青森市の配水所として記録しています。以下は掲載資料から確認できる基本情報です。
- 記録上の所在地
- 青森県青森市大字新城字天田内18-259
- 施設種別
- 配水所
- 年代・供用状況
- 1974年10月22日着工、1979年7月2日完成、2020年に油川配水所系統の一部を統合
- 構造・形式
- 深井戸群・取水ポンプ・消毒設備・配水池・無人監視設備・緊急遮断弁
- 公表された配水能力・容量等
- 施設能力27,000立方メートル/日、用地面積21,641.96平方メートル
施設の機能と地域での役割
配水・給水施設は、水を一時的に蓄え、需要や水圧を調整しながら地域へ届ける役割を担います。用途、対象区域、構造は施設ごとの資料で確認してください。 この一般的な役割と、上記の調査本文に記載したこの施設固有の歴史・構造を分けてご覧ください。
見学・現地確認について
掲載上の見学情報は「現役の無人水道施設で、青森市の常設施設見学案内の対象は横内浄水場・堤川浄水場などであり、天田内配水所の一般見学制度は確認できない。自由入場せず、必要がある場合は青森市上下水道部へ事前確認する」です。公開日、受付方法、見学可能範囲は変更されることがあります。訪問前に管理者や自治体の最新案内を確認し、現地では指定された見学経路に従ってください。
掲載内容はページ末尾の出典・参考資料5件を基に整理しています。資料間で表記が異なる場合は、自治体・管理者の案内を優先してください。
所在地マップ
青森県青森市大字新城字天田内18-259
ピンは公開されている登録住所を基にした位置の目安です。施設の管理区域には立ち入らないでください。
座標確認:Yahoo!マップ 施設情報 ↗関連タグ
出典・参考資料
年代・出典の扱いと現役施設を確認するときの注意はアーカイブの読み方・見学ガイドにまとめています。