建設の背景
鳴門市の沿岸部では港湾機能の拡大と人口増加に対応して、昭和10年代に給水系統の増強が進められた。本ポンプ室はその中核として整備され、沿岸の市街地と周辺集落への送水を担った。
構造と立地
海峡に近い立地のため、潮風や塩害を考慮したRC造建屋が採用された。建屋内には機械据付基礎と配管導入部の痕跡が残り、地方港湾都市における戦前期送水設備の構成を読み取ることができる。
現況
現在も管理区域内に建屋が残っており、一般公開はされていない。鳴門の近代都市基盤と沿岸水道整備を示す遺構として記録価値が高い。
出典・参考資料
- 1鳴門市史編さん委員会『鳴門市史 下巻』
- 2徳島県『徳島県水道史』
- 3日本水道協会「近代水道遺産データベース」↗
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